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2007年04月04日

ひらまっちゃんの本を読んで感動

ひらまっちゃんの本は感動ものでした。この日記は私が今後参考にしたい記録的な要素も込めて記しておきたいと思ったことです。

現在のひらまっちゃんの、これまでの人生を巻き戻して見ると、この年齢になっても人生を楽しく生きるヒントがそこに見えてきます。

ひとつのポイントは学年時代に出会った一冊の本「南ベトナム戦争従軍記」で著者の岡村氏の生き方に感銘し「軟弱だった自分をつらい目に遭わせることで鍛えよう」と考えた、その心構えが凄いと思った。幾十万もの人が見たであろうこの本。一体どれ程の方がこのような受け止め方ができたであろうか。その為に日本を脱出しアジアへ無銭旅行を敢行。その後の人生を決定づける行動であった。これがなかったら今のひらまっちゃんはいない。帰国後、読売の高濱氏、ワシントン支局のナベツネ氏、それからソニーの盛田氏へと繋がっていくのだ。

ふたつ目のポイントはソニーを辞める決断。普通はしない決断(傍から見たらおかしい、盛田氏も言っている)その理由が気に入ったところだ。

出場した自転車レースから得た「充実感」をこのままソニーにいたら選られないと考えての英断である。これがなかったら今のひらまっちゃんはいない。

短い人生で充実感のない人生は楽しめないという価値観優先の決定に拍手を送りたいと思った。普通に仕事と自転車と切り離して考えてしまうとこんな発想は出てくることはない。人生のこれからの歩みに問題意識と、より心地いいものにしたいという願いがなければ、こんな結論は及びもつかない。自転車レースからでも「気付き」があるって凄いことです。「ボクはソニーを辞めメジャーリーグに行く決断をした」と云うように、それから外資系のトップとして転職人生が繰り返される。つまり「自分をつらい目に遭わせて自分を鍛える」ことが続いているのだと、私はそのチャレンジ精神に改めて感動しながら読んでいた。

ロスで野茂の出番を新聞で知り試合のあるサンディエゴまで200キロを急遽レンタカーで駆け付け、野茂の勇姿と自分と重ね涙したひらまっちゃん!大好きな一場面でした。

いい人たちに囲まれていることも素晴らしいことです。印象に残ってるのがソニーの大木氏の「記者会見にネクタイは締めて行くんだろうな?」という助言。拒否したひらまっちゃん。「ネクタイ締めて行け」という命令をした彼の情の深さ、とそれに応えたひらまっちゃん。結果は大正解でしたぬ。

ひらまっちゃんの持論「短い人生で最大の楽しみは人との出会い」「人生の価値は素晴らしき出会いの数に比例する」とありました。これまでの経験がそういわしめてしめています。またこれからの出会いに期待されていることも読み取れます。

この本で記されたひらまっちゃんの人生のエキスを取り入れながら、ここでの出会いを楽しみつつ、より良い人生をみなさんと共に歩んでいきたいと強く願わしめる一冊でした。ありがとうございました。



Posted by 中高年の太陽 at 18:43│Comments(0)
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