2007年02月22日
江戸絵画展in九州国立博物館


日本で4番目東京、京都、奈良に次ぐ九州国立博物館が誕生して1年4カ月連日盛況である。
太宰府天満宮から数百メートルのエスカレーターで直結してる利便性もあるのかもしれない。
今ジャクチュウと江戸絵画展をやっている。江戸時代の絵師達の技量の高さ、想像力、色彩感覚には驚かされる。
写真は京都出身の絵師伊藤若チュウの紫陽花双鶏図の一部だが、ご想像いただけると思います。
あと、お日様の当たり具合で屏風の中で自然の移ろいが見え隠れして変化していくものとか、水墨画の筆遣いの強弱、緩急、濃淡の組み合わせで、とても墨一色とは思えない表情を見せてくれるものなど。
江戸時代の絵画の世界を堪能できた。以前買い求めていた日本の伝統色の本も大いに参考になった。
江戸時代に素晴らしい画家達が活躍していたのだが、その背景には、やはり日本の美しい四季折々の自然環境とそこに生息していた動植物と共存していた、感性豊かな人達がいたからこそだと思った。
芸術家を産む土壌は現代よりも、むしろ江戸時代の方が勝っていたのかもしれない。
Posted by 中高年の太陽 at 12:31│Comments(0)
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